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マイノリティの魂の叫び ボヘミアン・ラプソディ

2019年01月03日
2
映画

あっという間に、年末年始が終わっていきます。

あれ、私休んだっけ?
完全なる寝正月で、何もしていない。笑

誰よ、年始の休み中に、ボヘミアン・ラプソディの記事書くって言った人。



いやね、見てからしばらく経ってしまっているので、
少々熱量が変わっている。

もう一度見に行ってから、書こうか・・いやそれだと、いつになるかわからなくなる。笑


2018年の映画史では、本当に大ヒットだったんだろうと思います。
マーベル系は元々ネームバリューがあるし、
お金も掛けられているし、プロモーションもしっかりしているじゃん?

だから、ボヘミアンラプソディはニッチなファンたちの為の密かな良い映画であるのが
本来の形だったと思うのよ。

公開するまでに8年。
主役は変わるし、制作側も監督も変わる。
ポシャることが多いハリウッド映画界の中で、良くお蔵入りにならず、公開されたと嬉しく思うよ。



※ネタバレや個人的感覚が大いに反映されている内容なので、気を付けてください。






フレディマーキュリーの伝記映画。
それが、このボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアの住人たちの狂詩曲

直訳はこんなもん。


母さん、僕は人を殺してきた
彼の頭に銃を突き付けて、引き金を引いたら、彼は死んだ
母さん、死にたくないよ
生まれてこない方がよかったと、時々思うんだ

Scaramouche, Scaramouche Fandangoを踊ってくれないか?
Galileo Figaro – Magnifico


はい、なにこの歌詞?みたいなね。

忘れもしない、この曲と出会ったのは、高校2年生かな。
多分、前にも聞いたことああったのかもしれないんだけど
余りに多彩な曲なので、一致していないと言った方が正しいかもしれない。

大学受験の勉強中、英語の時間。
私の英語の先生は、たいそうな洋楽ファン。
四六時中勉強なんて気が滅入ってしまうよ、とさすが浪人経験者。
息抜きも必要だよね、ってことで、たま~に1つの授業を潰して、洋楽の英訳に費やさせる。


今もあるかもしれないけど、
確か最初は、洋楽の和訳をさせるコンテストがあって、それに出させる授業だったはず。
何の曲やったかは全く覚えてないんだよね~。

ビートルズやマイケルジャクソンの『ベンのテーマ』やシカゴのサタディ イン ザ パークかな。

洋楽の和訳が難しいのは意訳できない高校生ならでは。
意訳の大切さがわかる授業だったんだけど・・

中でも強烈だったのは、『ボヘミアン・ラプソディ』

英語の歌詞に、電子辞書で一生懸命調べて、上に日本語を載せる。
最初は良いんだよ、「現実か、空想か・・・」うんうん
三節目に、突如殺人。
ママ~とこんなに叫ぶ曲を初めて聞く。
おっかさん~ってか?

挙句の果てに、ガリレオガリレイやフィガロの結婚
Bismillahに関しては、出てこない。笑

先生、これわかんないよ。お手上げだよ。


クラス全員が、わかんないと1時間を棒に振った気分だった。


ただのお遊びの時間であるこの1時間に先生は答えを語ることもなく、
気になるやつは曲聞けよ~程度。
私たちも、まぁ多感な時期だし、そんなことはもう過去。

ちゃんと解決しようなんていう気持ちの余裕は持ち合わせてなかったのよね。


余りにも忘れられない強烈な歌詞を(曲は忘れ去ってたw)
ふと思い出すことがちょっとあったり。
「ガリレオガリレオ言っている曲知ってる?」なんて聞いても「は?」とか言われるし。

まぁ、母に聞いたら、クイーンだよって知っていたんだけど。

これがボヘミアンラプソディだって曲名を覚え、聞いたりしても、
歌詞の和訳まではしないよね。

解き明かせなくても、一応和訳は全部済んでいたんだもん。

貧しい男の子が誰にも愛されず、人を殺し、狂った曲
ジプシーになった狂詩曲


前書きが長かったですね。

多分私の年齢の子はクイーンなんざ基本知らないって、そう思う。
親の影響や自分で見つけた子は置いといても、
1990年生まれの私は、フレディが生きているタイミングの記憶はない。
余談で、美空ひばりも知らない。

いくらどんだけ有名なバンドでも、それに触れるのは難しく
BGM程度ってこと。

クイーンのイメージはWe are the championだし、
それを知ったのは、ペプシのCMで、コロッセオのやつ知ってます??
あれ好きだったな~♡
ビヨンセとブリトニースピアーズとピンクの剣闘士のやつ!
もはや、クイーンというより、CMのイメージ。


書いていることが映画の記事とかけ離れているけど
英語の先生は、人生の中の課題を残したまま、私たちを卒業させたわけだ。笑

その疑問が解き明かされた2018年。
10年以上かかりましたね。笑




この映画は、故フレディマーキュリーと人生を共にした
クイーンのバンドメンバー2人が音楽総監督をしている。
ブライアン・メイとロジャー・テイラー

ロジャーは可愛いのよ~とママが隣で大興奮。笑

映画には日本でライブをやったんだな~って程度だったけど、
日本と親交がかなりあったとは思わなかったよね。


こんなにもこの映画が流行る以前に見ていたので、
会社で、見てきたと話した時は、
「フレディって、ホモの胸が毛むくじゃらの人の映画だよね。」


・・・・ ・・


うん

そうなんだけどね。
まぁ、一般の意見はそうなってしまうよね。

そんな言葉を何回か聞いたので、まぁヒットするわけないよね~
って思っていました。

予想を反して、
大ヒットしているので、ざまあみろとそいつらに言いたい。

「クイーンの曲、あんまり知らないし、見てもわかんないかも」
といったやつも、せっかく勧めたんだから、見ろこのやろう。


男の人が好き。

そう思っていたのは、残念ながら私も一緒でした。

だから、彼のミューズがいたのは驚いた。

彼のバックボーンも知らない私は、
彼がどんな人生を歩んできたのか、どんな曲をどんな思いで作っていたのかも知らなかった。

ボヘミアンの意味に気づいたのも、途中から。

色んな意味で放浪の民であった彼らは、国籍とかではなく、
世界から孤立した若者特有のマイノリティな思いを代弁したんだと。

人を殺した彼は、自分の中に住む男性部分を殺したんだと最初思っていたんだけど
それだったら、きっと彼は女性になっているはず。
そうではないから、性同一性の唄だとは決めつけてほしくない。

もちろん、そうだったんじゃないか?と後に語っている関係者もいるけど
ブライアンたちが語る「答えはない、フレディのみぞ知る」が正しいんだとそう思いたい。

人は誰しも、悩み疲れ、悲しみ、心が分離したようになる。
多重人格になれればむしろ簡単なのかもしれないが、個々人それぞれ複雑。
悪魔と天使がささやいているなんて比喩があるように
もう一人の自分が誰しも持っている、分からずに、知らずに。

それを歌っているのが、ボヘミアン・ラプソディだと。


映画を見てて、結局はほぼ知っている曲だったんだよね。
知らない世代も知っている、要するに凄いバンド。

メンバー四人とも作詞作曲が出来、それぞれが1位を取っている偉大なバンド。
誰もまねできない、女王たるバンド。


スキャンダラスで紆余曲折あったことは別にどんなバンドでも考えられること。

時を超えて、なんでこんなにも魅了されるのか。
曲も知られ、歌詞でも惹きつける。


私がBUMP OF CHICKENが好きな理由。
唐突だけど、この理由と通じるのがこの映画でも言われていた。

「人に寄り添ってくれる曲・バンド」

クイーンとバンプを比べてしまい、怒られるかもしれないけど・・
歌を生業とする歌い手たちは皆、歌詞を届けるために歌っているのだと思う。
だから、作曲作詞者がグループ内にいるアーティストたちはそれが強みだとも思う。

近年、アイドルやプロデュースグループが増え、
それを好きな人たちは、歌詞よりも音が元気であるかどうかで、
バラードや菓子の意味を考えることなく、聞いている子たちも多い。
隣の国の曲を好きな子たちも、声を揃えて言う
「歌が上手いの。ダンスも上手いし、顔もかっこいい。」
「何言っているかは考えたことないけど、声が好き。」

歌っている彼ら達も、言葉を届けたいと思っているはずだけど、
声を届けている彼らは、言葉を届けられていない。
(もちろん、そんなことばかりじゃないと信じたい)


私が高校生のころ、英語が理解できないなりにも、
なんか凄い曲だな、わかんない、わかんないけど、惹きつけられる。
そう、思っていたのはこの曲のすごさだと思います。

無論、フレディーは声も素晴らしく、ダンスはしないが、パフォーマンスも素晴らしい。
顔は・・・昔は貴公子と言われていたし、ね。
そこはロジャーに代わってもらうか。


人一倍マイノリティを感じていたフレディーは
どのバンドよりも、誰よりも、
人間のマイノリティー部分に突き刺さる歌を書けて、歌いこなせた。

奇抜な人 特異な人 変な人

いずれもマイノリティだけど、きっと演じている部分も多かったんではないかな。


紆余曲折あったけど、彼はとても愛されていたし
今でも愛されている。

クイーンのメンバーという絶対的な味方がいたから
マイノリティな曲が奏でられたんだと思う。

そして、それをわかっているから、
残された2人がフレディーという媒体を通して、世界中の世代を超えた人に
知ってもらいたい、マイノリティじゃないと。
だから、この伝記映画が制作されて、時を超え大ヒット出来たんだと思う。



映画の内容は、彼の伝記だから、知っている人も多いと思う。
そんなことがあったんだ、程度かな。
裏切りと栄光。
衰退からの復活。
至極分かりやすいストーリーです。

マニアの方からすれば、少々違う場面もあったようだけど、
ほぼそのままだとか。

LIVE AIDの前にエイズがわかったというのは、時系列が異なるみたいだけど
それはご愛敬。

最初にあの20世紀最大のチャリティーコンサートをフレディー目線で見下ろせる
あの場面は鳥肌ものだったし
これはすごい映画なんでは?と開始すぐに思ったもんね。


限られた者しか味わえない、最高の舞台に連れて行ってくれた。

フレディに自分を投影できる、素晴らしい映画だったともいます。


最後の約21分間は、口コミの通り、号泣。
号泣すぎて、頭痛。笑

だって、途中で気づいたんだよね、
この人、もうこの世にいないんだって。

そうなんだけどね、伝記映画だし。
そんなの知ってて、見に行っているんだけどね。

そんなの忘れる位、フレディが生きている映画だから、現実世界も生きているんだと。

だから、無性に悲しくなったのよ。
なんで、いないの?フレディ。


あなたの夢の続きを見たかった。


才能ある人がその人生を早く終えるとき
「神に選ばれた」とよく言うけど、ほんとそうなんではないかなと。

エイズという、出口のない病気に光を与えた人物でもあると思います。
彼が告白したから、治る病気になった。

セクシャリティも含め、多様性が時代を先取りしていたんでしょう。
彼の周りのメンバーも、多様な人だったともいます。

だから、この時代にウケる内容なのかもしれないですね。



長くなっちゃったけど、
主演のラミマレックのフレディっぷりはものすごい。

歌声はフレディーと吹き替えをしているフレディーのそっくりさん。
顔は最初似てないさ~って思ってたけど、なんだろう、だんだん彼にか見えなくなってくる。

むしろ、ラミ自体がナイトミュージアムのファラオのイメージが強かったんだけどw
顔全然違うんじゃんね。

動きが、フレディ。すごい。

ブライアンメイに関しては、子孫以上に似ているよね。

伝記映画って、思いっきり似せなきゃいけないから、
そんな近い時代のをやってしまうと顔が似ているか似ていないかで話が終わってしまう。

たかが、数十年前の映像もしっかり残った人の映画が
こんなにも大成するとは、本当に思わなかったよね。
難しいじゃん。

それだけ、捨て身で演じているってことだし
クイーンを世にもう一度知らしめるため全身全霊だったと思うと、胸が熱いですね。


そんな、フレディを演じたラミと、パートナー役のメアリーを演じた子が
そのままお付き合いをしているとのことで、
なんか嬉しかったりします。


結局、フレディにしかわからないボヘミアン・ラプソディ。

セクシャリティの曲なのか、単に人生に迷った男の曲なのか
本当に殺人者の曲なのか。


Any way the wind blows




だから、先生は授業で答えを出さなかったんだね。






(長いし、まとまりないなぁ。やっぱもう一回見たら書こうかな。)


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まりもんぬ★
Posted by まりもんぬ★
最近話題のゆとり世代
 まりもんぬです。
そんなの気にしない。
 気ままに行っちゃる☆
  (*´∀`*)ヒャッハー

《Love》
紙モノ・コラージュ・ポスクロ
ポストカード・シール・マステ
写真・イケメン・映画・BUMP
舞台・美女・御朱印・美術館
温泉・旅行・寺社仏閣・自然

《Hate》
ピエロ・カレーライス・ピエロ
風船・しつこい人・面倒なこと
芯が通ってない人・ピエロォォォォォォ(`Д´)

皆さん、
 気軽に見てやって下さい。
可哀想な目で
 見ないでやって?
もしよかったら、
コメントしてやって?(´∀`*)

Comment 2

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うにトラ  

ありがとう

貴重な連休の時間をこの評論で何時間か使ってしまったね。
でもおかげで私はとても楽しく読ませてもらうことが出来て満足。スマホでも2回読んだ 笑

何度も観に行っちゃう人が実に多い映画だよね。私の目にしたところ10回って評論家がいたのとFacebook
繋がりでは最高が7回目だったかな。
リアルタイムで生きていた事を嬉しく思う私みたいな人間が多い中、同期の中には映画を観たあと「どうしてあの時代に生きていながら私は興味を持たなかったんだろう」と今とても悔やんでる人がいる。まぁでもそれは仕方のないことだよね。出会ったその時がその人にとってのタイミングと思うしかないもんね。
筋金入りのファンだった友人とラインでやり取りしたんだけど、彼女はまだ映画が観れないと言うの。
それはフレディの死を未だに乗り越えられずにいるから・・なんだって。
だからその友人にはYouTubeのアニ文字のボヘミアンラプソディを貼り付けて送った。もんぬちゃん見たことあるかな?4種の動物が歌うんだけど、その表情がとてもツボ。
just killed a ma~n のところでみんながエッ?って表情でフレディ役のキツネを見る。そこが好き。
もし時間があったら探してみて(^-^)

ブライアンの子孫以上 に、吹き出した!確かに!多分並べてもどっちかわかんないかも。

本物達のブルーレイには、モントリオールのライブとライブエイドの映像 それにそのモントリオールのライブを眺めながら現在のブライアンとロジャーが語るっていうのも収録されてるんだけど、2人の言葉がフレディに対する愛に満ちてていいの。今となってはかなり昔の自分達の姿なわけで、それを見ながら「あぁいいね、この時のフレディ」とか「このアレンジいいね~」とか。映画が多少美化されてることを抜きにしても、彼らの絆は特別だったんだろうなと伝わってくる。フレディの居場所があったこと それが何より良かったなと思うわ。

明日の朝3時~6時MTV(CS)無料放送で特集があるみたいだよー

2019/01/05 (Sat) 17:19
まりもんぬ★

まりもんぬ★  

うにトラさんへ

うにトラさんのクイーン熱もとっても感じてます。
ちょっと右往左往した、中身の薄い記事になってしまって、申し訳ないです~
でも楽しんでくれたようで、書いた甲斐がありました♡

ボヘミアンラプソディはついに、ゴールデングローブ賞2冠達成ですね!
素晴らしい。
本当に認められるべき映画になって嬉しい限りです。
筋金入りのファンの方は、そうですよね、まだ受け入れられないですよね。
でも、ぜひ映画見てほしいですね^^だって、フレディは生きていると感じれるから。

アニ文字のやつ、もう削除されてて・・( ;∀;)
見れませんでした。面白かったんだろうなぁ~

やっぱりもう一度、良い音響の映画館でみたいもんですね~。

2019/01/13 (Sun) 20:29

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