「ブラックスワン」を今更ながら。

ずいぶん間が空いてしまいましたね・・・。


でも、元気で働いております☆



2週間くらい前かな?

平日昼間の映画枠で、「ブラックスワン」が放映されてね~


やっぱ録画しとくよね。

大好きな映画だし!!




まぁ、なかなか周りでこれ好きって言う方いないんですけどね。笑


いいんです、別に。


アカデミー賞も受賞してますけどさ


映画ファンからも中途評価だし

普通の観客なんか、もっとちんぷんかんぷんなんじゃないかと思います。


たぶん感動したのは

バレエを結構まじめにやってた、もしくはやっている

そんで、演劇やダンスなど役に入り込むものをやっていた、やっている

後は~・・・

なにか完璧にやり遂げられなかって人かな。



とにかく、ホラー映画として

日本では流布されちゃったせいで・・・( ノД`)シクシク

ん~、ホラー映画じゃないんだよなぁ。




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あ・・・・これだけだと怖いよね。うん。



では、ネタバレあるから、詳しくは追記☆









そもそも、「白鳥の湖」の演目をしっている人があまり多くない?



おとぎ話として、一度はみな耳にしている話だと思っていたわ。

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これこれ!!

これとかみんな見ないのかな・・。


これの最後はどうなるのか、ちょっと忘れちゃったけど


バレエでは、いろんな最後があって

 ・愛の力で姿が解けハッピーエンド、ロットバルト殺す

 ・どうにもなんないので、二人で星の国へ(心中?)

 ・ロットバルト勝つ、二人とも死ぬ

 ・ロットバルトと王子が刺し違える、みんな死ぬ

 ・王子が黒鳥と愛を誓ってしまったので、白鳥のみ死ぬ


とまぁ、こんなもんか?


白鳥の湖を全幕行うって、あまりないの。

お金の問題もあるかもだけど、有名な幕しかやらないのが多い。


2幕3幕でやることが多いかな。

うちのとこもそうだし、エンド的には二人で旅立つっていう謎の終わり。

(死んだんだな)


1幕は王子の誕生日会

2幕は湖にて、王子と白鳥の初めての出会い

3幕は王子の花嫁探しの舞踏会にて、黒鳥の誘惑に負け、裏切られる

4幕は白鳥の悲しみと、ロットバルトとの対決


この幕のほかにも、プロローグや幕間やエピローグもある。

めっさ長いんだよね。


ロットバルトって、オデットを白鳥に変えた悪役ね!

フクロウがイメージ。

幼いころ、楽屋で出会ったら、ちびるかと思ったもんね。

手がちゃんと羽です。

んで、王子の教育係がロットバルトって設定もあったりする。

身内にすでに敵が・・・笑



一般的によく知られている「4羽の白鳥」これは2幕目です。

手をつないで4人で踊るやつね。

私は背が高くて、4羽には選ばれませんでしたww

実は「3羽の白鳥」もいます。こちらは大きい3人組。


そういえば、

一番有名な曲調。「ちゃーちゃらららら~らら~らら~♪」

あれで踊ることはないです。笑

前奏みたいなもの。

情景第二幕って名前。


この曲で、両手広げてバタバタしてるの見ると、笑えるww



1~4幕見るとわかるけど、主役は当然、王子です。笑


2幕と4幕でオデット(白鳥)

3幕のみオディール(黒鳥) が出てくる形。


なので、スワンクイーンを演じるとなると白黒両方になるんですね。


オディールはなにか。

ロットバルトの娘、もしくは分身。

オデットに似た、王子を惑わすためだけに存在する。


まぁ、人間の欲がよ~くわかるお話ですよね。


誕生日会から逃げてきたら、

湖で寂しく儚い白鳥の乙女を見て、恋して

貴族の娘として、あの湖の彼女に似た妖艶な女性に一瞬で落ちて

裏切られ、失望し

儚い彼女と約束してたのに、裏切ったから、言い訳しに行って

んで、なんかどうしよ~みたいな。笑



同じ設定且つ真反対の女性像がオデットとオディール。

白と黒ですね。


基本的に、バレエを幼いころからやっていて、上手なバレリーナは

まぁ、儚い系美女でしょう。

(みんなの固定概念でいうとね。)

そのままのオデットがバレリーナのイメージ。

たいへん踊りやすいと思います。

美しく儚い、そしてしなやかな踊り。


真反対に、オディールは妖艶・奔放。

溢れんばかりの色気で誘惑します。

たまに見せる恥じらいで完璧ですよね。

最高の黒鳥は恥じらいで王子から顔をそらした瞬間、

実はロットバルトと目を合わせ、あざ笑うっていう小芝居もあります。

たまらん!!ひぃ!!


おっと、高まってきました。


まぁ、イメージ出来てると思うけど、真反対なんだって!!


だから、生粋のバレリーナが踊るのは無理なんです。

プリンセス系を踊れるプリマは、やはり白鳥が上手です。

反対の黒鳥を上手に踊れるのは、ドン・キホーテのキトリなどのイケイケ系を得意としている人。


そこを2役踊りこなせる人こそ、

本物のプリマドンナなんですよね。

海外にはざらにいますね。


私のところも、過去何回か「白鳥の湖」やってるけど

2役1人ではやらせてもらえてませんでした。

ベテランの先生が黒鳥を踊り、白鳥を若手の上手な先輩が。

本当は先輩が2役する予定で動いてたんですけど・・

却下でしたね。

ほんと上手な方なんですよ?

熊○さんのバレエ団にも在籍してたくらい。


過去1で怒られてたのが、この演目だったな。

横で私ビビってたwww


この「ブラックスワン」と同じような現象が

実際、私の目の前でおこってたわけです。


どんなに上手くて完璧でも、黒鳥が踊れない。

内からでる、妖艶で人を振り回す魅力が出せないんですよね。

彼女も泣いてました。

演技って難しいんですよね。ほんと。

バレエは声も出せないしね。


もう20年以上彼女を知ってますけど

いまだ、黒鳥を踊ったのだけは見たことないです。


そんな重たい演目なんですよね。



話がそれたけど、

母親の愛情がネジでれまくっているのがこの「ブラックスワン」


でも、母の期待無しではバレエはできません。

まぁどんな習い事もそうだとは思うけど。

どこかしら母が成せなかったことを投影しているのが子供の習い事ではないかな。

うちもピアノをやってた母が、バレエを私に習わせ

きっと私はピアノを子供に習わせると思う。


親は口出しするわけですが

そんな世話も自分の子供だからするんですよね。

舞台に出ているのは私自身だけど

ものすごく支えてもらえないと、舞台には出れません。

だけど、詰まってくると、当たるのは親なんですよね。


親も期待をかけすぎたり、心配しすぎでうっとおしかったりしますが

一番感動してくれるのは、やはり親でしょう。

本当に母には頭が上がりません。


一番最後の私の舞台は、ママも裏方をせずに席で見てくれました。

ずっと裏方やってたのにね。

最後ってわかったのかしらね。

まさしく、「ブラックスワン」の最後・・・お母さんと目を合わせる場面に似てます。

(いや、実際見えないよw)


この映画、エロイとかホラーだとかいろいろありますが

たいてい幻想なわけで・・・彼女が生き急いだんですよね。


「完璧だった」


最後の一言です。


「完璧に役になり、完璧に踊りを踊れる」


バレリーナ冥利に尽きますね。



そんな完璧を求め、みな舞台に立ちますが

完璧に踊り抜けることは不可能です。


あの羽生君だって、世間は絶賛しても

自分の中での点数は100点じゃない。それと同じです。


そんな世界で、彼女は最期「完璧だった」という。

中途半端だった私は、羨ましい限りです。


悔しい、羨ましい気もあるんですけど

舞台への満足感に関しては、わかる気がする。

私の最後の舞台が終わって、役としての最後の挨拶。

「やり遂げた」

15年踊って、初めて思いました。


嫌いな演目で、まさかのソリスト。

荷が重すぎたのですが、そこで私は終わったんですよね。


ビックリするくらい反抗して、レッスンに行かず。


「やり遂げた」とかいう割には、まさかの凡ミス!

珍しい振り間違えしちゃって、びっくりでしたが・・・。笑

映画と一緒ww



そんなこんなで、この映画は私にとって

キモチを代弁してくれているような気がするんですよね。

だから泣ける。


もちろんこんな恵まれている才能もないし

こんな変な母親もっているわけでもないんですが


完璧にやり遂げた、そんな彼女の生き様は美しい。


それを演じきったナタリーポートマンはなお素晴らしい。

レオンやスターウォーズより抜きんでて、縁起の素晴らしさを見せてくれました。


泣きながらのメイクのシーン。

泣けます。

あの演技はなんなんでしょうね。

あきらめと覚悟、そしてすべてを把握した時の決意。

それでもなお舞台を全うするという意思。


そこまで追求できる人間の心の強さにびっくりですよね。



はぁ~、長く語っちゃった。

言いたいこともっとあるけど、自分こと話しすぎたな。

(みんな興味ないよねwww)




あ、バレエやってると末端の痛みに強くなります。

だから、ささくれとか、あんま痛いとか思いません。

常に、トゥシューズで足先痛いからね。


コンクール練習中に爪がポロポロと取れるので

ほんとびっくりですが

ちゃんと新しいのが下に生えてきてるから、取れるんですよ!

神秘ね!!


血だらけだったし、

前日の夜に足が腫れすぎて、ママが心配そうにしていたけど

眠気に勝てない私は、寝てましたwww


そんだけアドレナリン出てるんで・・・・


お腹刺されたくらいじゃ、踊れるかもね。笑



すっごい為にならない批評でしたww




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コメント

言われてみれば・・って感じで、どう思い出そうとしても「白鳥のみずうみ」って話が浮かばないから、きっとそういう人多いかもね ストーリー読んでもピンと来ないから老化で忘れただけじゃないと思う

ホラー映画じゃないって言いながら、最後のほうの爪ポロポロとか血だらけとかお腹刺されるで、完璧にホラーの気持になってるんですけどー
透明なトゥシューズを履いたバレリーナのドキュメンタリー作っても、ホラーになるかもしれないね 脱いだら爪取れるシーンで
観客はみんな顔を伏せるはず

2016/04/25 (Mon) 17:15 | うにトラ #- | URL | 編集
うにトさんへ

曲が先行しすぎて、わかりずらいし、一般的にあまり興味持たれてない気がします。
バレエ的には人気No.1なんですよ~、悪役なのに黒鳥の座は確固たるものです!
片足で32回転するフェッテは会場が拍手喝采になる醍醐味なんですけどねぇ

全部鏡の中に写ってるってのがポイントらしいですよ!
(鏡じゃなく実際痛い場面はあるけど。笑)
二重人格障害を白鳥と黒鳥に例えた映画ってのが簡潔的かもしれません。

爪先だけじゃなく、足の甲も血が出たり大変なんですよ~バレエが優雅に見えるのは気のせいです。うふふ
私自信もあまり言えたものではないけど、コンクール出てた期間は情緒不安定だったのか疲れてたのか、隣の家の前に白い女性立ってるのが怖かったことありますから。笑

2016/04/27 (Wed) 09:11 | まりもんぬ #8Zcb/IVM | URL | 編集

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